2008年01月22日

王将、テイクアウトの容器一部負担へ

容器代の一部負担に関するお知らせ(王将フードのリリース)

ということで、王将ではテイクアウトの容器を1個につき10円を2月から負担してもらうことを決めたようです。こういうところにも「原料高の高騰」によるコストの嵩みというものが出てきて、消費者はそれを避けることができない(当然企業も)のが辛いところではありますね・・・。

2008年01月18日

日本では「決着した」感のある次世代DVD規格争い

次世代DVDレコーダー、BD陣営シェア96% ソニー・松下が2強(Yahoo News―ITmediaより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000081-zdn_n-sci

これは昨年10月から12月の統計ということ=ワーナーがまだBDHDの両規格支持からBD一本の支持に転向する前の数字です。その時点でBDHDの比率が96:3ということですから日本においては次世代DVDプレーヤーの規格争いについては「完全に決着した」といっても過言ではないでしょう。今年になった上記のとおりワーナーが「市場が決めた」としてHDを「捨てた」ということを考えるとBDのシェアが97とか98ということになっていくのかもしれません。

一方の東芝HD側はご承知のとおり圧倒的不利な、場合によってはHDを諦めざるを得ない立場になってしまったわけですが、日本における絶望的なシェアを少しでも巻き返す秘策というものはあるのでしょうか?今後の市場関係(とくに今年は北京五輪があるので需要は間違いなくありますが)によっては巻き返しもあるのかもしれませんが、現時点は「手詰まり」という感じが強い気がします。

2008年01月17日

ソニーのPS3、新型機は「また」PS2を互換

ソニー、新型PS3にPS2との互換性を搭載する意向(GIGAZINEより)

現在のプレイステーション3は日・米・欧共にプレイステーション2との互換性を捨てた廉価版を主に販売しているわけですが、プレイステーション3の新型機では「また」プレイステーション2と互換性を搭載するようです。そのPS3の新型機がいつ販売されるのかはわかりませんが、「結局元に戻すんじゃん・・・」という気持ちとソニーの一貫性のなさというものが晒されてしまったように思えるのですが、どうでしょうか。

ソニーのPS3、製造原価が半減された?

ソニーのPS3、製造原価がおよそ半分に(GIGAZINEより)

ソニーのPS3、製造コストは発売時の半分に--アナリストが分析(CNET Japanより)

GIGAZINEによれば、プレイステーション3発売当初は約8万円程度の製造コストが計上されていた(プレイステーション3は最初は5〜6万円で本体が発売されていたので、当然赤字になる)のが、現在(PS2との互換を諦めた廉価版)では製造原価が半減されたということのようです。任天堂のWiiに遠く先を行かれてしまった現状ではPS3を売るためには製造コストの面からすればやむを得なかったことなのかもしれませんね・・・。

ビール系飲料の総出荷量、今年はどうなる・・・

(NIKKEI NETより)

ビール系飲料出荷、過去最低・07年、シェア1位アサヒ7年連続

 ビール大手5社が17日発表した2007年のビール、発泡酒、第3のビールの合計出荷量(課税ベース)は前年比0.3%減の4億9608万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、現行の統計が始まった1992年以降で過去最低を更新した。減少は3年連続。企業別のシェアはアサヒビールが37.9%とキリンビールを0.1ポイント上回り、7年連続で1位を守った。

 分野別ではもっとも価格が低い第3のビールが1億36万ケースと前年に比べ4.4%増えたが、ビールは同0.9%減の2億7404万ケース、発泡酒も同2.5%減の1億2166万ケースと落ち込んだ。ビール系飲料全体に占める第3のビールの比率は20.2%と同0.9ポイント上昇した。

 企業別シェアはアサヒの37.9%(前年比0.1ポイント上昇)に対し、キリンは37.8%(同0.2ポイント上昇)。キリンは2年連続でアサヒに肉薄はしたが、年後半に主力の「スーパードライ」を伸ばしたアサヒにわずかに及ばなかった。3位のサッポロビールは前年比0.4ポイント低下の12.5%。サントリーは高級ビールが好調で同0.2ポイント上昇の11.0%で過去最高に達した。

(ここまで)

関連記事:<ビール出荷量>アサヒが7年連続首位 5社総量は過去最低(Yahoo News―毎日新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000047-mai-bus_all

ビール系飲料の出荷シェアと総量数が公表されましたが、トップになったのはアサヒビールで、キリンビールを何とか抑えて逃げ切りこれで7年連続のトップシェアを獲得することになりました。数十年前までは比較に対象にすらならなかったアサヒキリンの力関係ですが、アサヒが「スーパードライ」という殿堂入りレベルの商品を引っさげたことで同等の関係になり、ついには逆転してしまうという現象になってしまっています。数ヶ月前のTBSの経済番組「がっちりマンデー!!」でキリンの社長が出演した時に「アサヒにトップシェアを奪われた事が非常にショックだった」ということを思い出してしまいました。それでもキリンは現在もアサヒからトップシェアを奪い返すことができずに現在に至ってしまっているということになりますね・・・。

もっとも、ビール系飲料の総量数は統計を取り始めてから過去最低の総量数であるという現実もあります。ビール(系)という飲料は当然天候にも左右されることは間違いありませんが、昨年あたりから飲酒運転に対する厳罰化という影響も非常に大きいと思います。更に今年はビール系飲料やビールケースに使用するダンボールなどの原材料の高騰によってビール系飲料がこぞって値上げされることが決まっていますから、ビール系飲料に対する逆風というのはまだまだ続くものと思われます。そのためにキリンに代表されるように他の収益源獲得のためにTOBM&Aに動くというケースが出てきているのはやむを得ないことと思います。

2008年01月16日

Apple、超薄型のノートPC「MacBook Air」を発表

アップル、超薄型ノート「マックブックエアー」・最薄部は4ミリ(NIKKEI NETより)

最薄部は4mm--アップル、超薄型ノート「MacBook Air」を国内でも発売開始(CNET Japanより)

アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表(Yahoo News―ITmediaより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000005-zdn_pc-sci

昨年のApple主催の「MacWorld」で起こった「サプライズ」は携帯電話「iPhone」の発表でした(Ciscoとのライセンス問題がまだ解決していなかった中での発表であったのでその後一悶着あったわけですが)が、今年の「Macworld」で起こった「サプライズ」は超薄型のノートPC「MacBook Air」の発表でした。とはいっても「iPhone」にしても「MacBook Air」にしてもいずれは発表されるのではないかとメディアなどでは噂になっていたものばかりですが、実際に発表されると「オォー」「これは凄い」ということでコアなAppleファンとしてはたまらなく欲しくなる一品を絶妙のタイミングで(Appleの場合は「Macworld」の場で)発表するというAppleの戦略のうまさというものが際立つことになります。その他にも結構重要なことも発表されていますが、インパクトとしてはやはり「MacBook Air」のほうが大きいでしょう。

「MacBook Air」の価格は229800円からということで「Appleの新作」「薄型」というプレミアということを考えれば価格としては手頃な価格だと思います。日本でも販売されるので、今頃アップルストアでは予約が殺到しているものと思われます。Appleの「Macworld」といえばある意味最大のメインイベントはCEOであるSteve Jobsの基調講演ですが、「MacBook Air」はその講演が始まって約1時間後に「ようやく」言葉を発した=もったいぶるかのように話したようです。これもApple=Jobsの戦略・プレゼンの上手さなのだと思います。

2008年01月08日

松下、Google・YouTubeと組んでネット対応テレビ開発

(NIKKEI NETより)

ネット対応テレビ、松下がグーグルと開発

 松下電器産業インターネット検索最大手の米グーグル、同グループの動画共有サイト大手ユーチューブと組み、ネット対応テレビを商品化する。まず今春に米国で発売。ネットで大量に配信される無料の動画を薄型の大画面テレビで簡単に楽しめるようにする。グーグルなどの米ネット大手が国内家電メーカーとテレビ向けサービスで手を組むのは初めて。放送と通信の融合をめざす家電、IT(情報技術)各社の合従連衡が進みそうだ。

 米グーグルは検索回数で6割強の世界シェアを持つ最大のネット検索会社。動画配信サービスでも買収した米ユーチューブを中心に米国だけで月7000万人強が利用し、同26億回強の閲覧回数を確保する一大勢力を築いた。松下は同グループが持つ膨大な映像コンテンツを見られるようにすることで薄型テレビの普及を加速、自社製品の付加価値を高める。

(ここまで)

関連記事:グーグルと松下が提携、ビエラからYouTubeにアクセス(CNET Japanより)

要するに松下の大型テレビ「VIERA」でYouTubeの動画がより迫力をもって見ることができるというイメージでいいのでしょうか。「インターネットの最も強力なもの、それはアクセスである。そして、家庭のテレビが、あなたの写真にアクセスする、面白くて便利な手段になる」ということになれば「個人のインターネット」から「家庭のインターネット」というシフトもより加速していくことになるのでしょう。その役割をGoogleYouTube松下が担うことになります。

最初はアメリカからということですが、この流れは当然日本にもやってくるはずです。ただでさえYouTube(やニコニコ動画)の存在に嫌悪感を隠さない日本の著作権団体やメディアの不満の声が聞こえてきそうですが、ネットと放送のタッグについては避けることのできない現実であることを認識すべきであると思うのですが・・・。

2007年12月25日

「ホームページビルダー」をめぐるソースネクストとIBMの訴訟過程

訴訟の経過に関するお知らせ(ソースネクストのリリース)

市販のホームページ作成ソフトである「ホームページビルダー」はソースネクストがIBMから販売ライセンス契約を結んで販売していたわけですが、これが突如IBMソースネクストとの販売ライセンス契約を打ち切り、ジャストシステム販売ライセンス契約を結んだことが訴訟のきっかけとなったわけです。その訴訟の経過が明らかになったようです。

要するに、IBMは「ホームページビルダー11」まではソースネクスト販売ライセンスを認める代わりに契約期間中途までのライセンス料は頂く、ソースネクストはそのライセンス料を差し引いた残りの金額をIBMに請求することは続ける、という内容です。なぜソースネクストIBMの関係が壊れてしまったのかはわかりませんが、その点の背景もぜひ知りたいとことですが・・・。

2007年12月21日

「価格値上げ」と「価格値引き」

(NIKKEI NETより)

スーパー、値引き販売を当面継続・顧客離れ警戒

 相次ぐ食品・日用品の値上げに対抗し、スーパー各社が年明け以降も値引き販売を続ける。イオンは年末までの予定だったが、一部商品を入れ替えて来年2月末まで延長。イトーヨーカ堂も品目数を2割増やした月替わりの特売を当面続ける。ガソリン価格高騰などで消費者の生活防衛意識が高まっており、店頭価格を上げると顧客離れが進みかねないとの危機感が継続の理由だ。

 イオンは20日、8月から実施してきたセール「価格凍結宣言」を2月末まで延長すると発表した。対象となる商品はカレールーやスパゲティなど100品目。季節商品など60品目を入れ替える。年明け以降も継続するのは「家計負担が膨らみ、お客が今までにないほど価格に敏感になっている」(近沢靖英常務執行役)ため。対象商品は定番価格に比べて2―3割安い価格を設定した。

(ここまで)

ご承知のように原料価格の高騰で食料品メーカーは揃いも揃って食料品の値上げを当然のごとく行っているわけですが、大手スーパーとしては消費者の防衛意識から考えると値上げされた希望小売価格をそのまま商品として販売するのは消費者から(可能な限り安いところへ)逃げられてしまうということですべてというわけにはいかないけれど「商品値引き」を継続することで何とか消費者の流出を食い止めたいということなのだと思います。もっともイオンセブン&アイ傘下のイトーヨーカドーなどという基本的に「体力」のあるスーパーだからこそできることなのでしょうが・・・。

2007年12月19日

「iPhone」日本独占販売権の行方は・・・

(NIKKEI NETより)

iフォン日本投入、ドコモとも交渉・米アップル

 NTTドコモは米アップルが欧米で発売した新型携帯電話「iフォン」の日本市場への投入に向けて同社と交渉に入った。iフォンの日本での販売を巡ってはソフトバンクモバイルアップルと交渉を進めており、今後争奪戦が展開されそうだ。

 ドコモの中村維夫社長が11月末から12月にかけて訪米し、アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)と会談した。アイフォンの日本における独占販売の条件などについて交渉したと見られる。

(ここまで)

関連記事:iPhone販売、アップルがドコモ・ソフトバンクと交渉(Yahoo News―読売新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000014-yom-bus_all

今年の携帯電話における最大の話題はAppleの「iPhone」の発表及び発売ですすが、そのAppleの携帯電話「iPhone」の概要が発表されて間もなく1年が経過し、実際に販売から半年が経過しようとしています。電波の関係から「iPhone」の日本上陸はかなり先のことになると見られていますが、その先を見越してソフトバンクNTTドコモAppleと交渉していることが明らかになったようです。ここではKDDIの動きはないようですが、やはり「iPhone」をめぐって日本の携帯電話会社も水面下では動きを見せておりそれが表面化したという形になってきたようです。

Appleの「iPhone」は米はAT&T、英はO2、フランスはOrangeなどというように販売できる権利を持つのは各国1社だけです。当然日本でも1社独占かつ2年間の固定契約というAppleの販売条件を容認できるのかということが販売権の獲得のカギとなります。「iPhone」に真っ先に目をつけていたのがソフトバンクだといわれていますが、日経の記事でもそのような印象=最初にAppleと交渉したのがソフトバンクで、その次がNTTドコモになっているようです。皮肉にもこの2社は次世代高速無線通信の免許を受けられないことが事実上決まっている(内定したのはKDDIウィルコム)ので「次世代の」携帯電話ビジネスモデルの一環として何としてでも「iPhone」の販売権は獲得したいでしょう。どちらに販売権が得られるかというのはまだまだわかりませんが、いずれにせよ「iPhone」が日本でも販売されるというのは確実であることがこれで判明したので、Appleファンとしては多額の費用を払ってでもやはり「iPhone」を手に入れたがるのでしょう。

2007年12月11日

ビール会社、値上げを反映させるために販促費抑制へ

(NIKKEI NETより)

ビール各社、値上げにらみ販促費を抑制

 ビール各社が来年のビール系飲料の値上げをにらみ、小売業が特売などで値下げする原資になる販促費を抑制する。アサヒビールサッポロビール販促費の支出拡大を監視する社内組織を新設。サントリー販促費の新支出基準を適用する。キリンビールアサヒは来年2―3月に値上げし、サッポロサントリーも追随する見通し。メーカーからの出荷価格を上げても、販促費が増えて店頭価格に値上げが反映されない状態を防ぐ。

 サッポロビールは11月、「公正取引推進委員会」を設けた。全国の地区本部のトップを委員に選び、販促費の支出基準を定めた自主指針が破られがちな営業現場を監視。取引の維持・拡大を狙って安易に追加の販促費を払うのではなく、陳列の積極提案などによる販売量の確保を促す。

 アサヒビールも6月に同名の委員会を設けており、自主指針で定めた販促費の支出基準を厳しくする。サントリーは自主基準であいまいだった部分を従来より詳しく決め、来年から適用する。同方針は取引のある食品卸や酒類卸に通達した。

(ここまで)

要するに、すでにビール系飲料の値上げが決まっているキリンアサヒはともかく、今後追随するはずのサッポロサントリービール系飲料の価格が値上げしていることを反映させるために独自の基準で販促費を減らそうという考えのようです。このような施策が正しいのかどうかはわかりませんが、その向こうには自社のビールを飲んでくれている「お客さん」がいるということだけは絶対に忘れてもらいたくないものです。

食料品の値上げ、牛乳も追随へ

(asahi.comより)

牛乳よ、お前もか 30年ぶり値上げへ

 乳業最大手の明治乳業、2位の森永乳業は11日、来年4月から牛乳を値上げする方針を明らかにした。78年以来30年ぶりで、値上げ幅は3%程度になる見込み。世界的なバイオ燃料ブームで、乳牛の飼料のトウモロコシの価格が高騰していることが要因。大手の日本ミルクコミュニティ(MC)も値上げを検討中という。

 国産生乳の価格は、全国の10のブロックごとにある生産者団体と、メーカーが毎年交渉して決める。飲用生乳では最大の生産者団体、関東生乳販売農業協同組合連合会と明治森永、日本MCとの交渉は10日、取引乳価を来年4月から現在より約3%引き上げることで妥結。ほかの生産者団体との交渉も「引き上げ」になる可能性が高く、メーカー側は希望小売価格を上げざるをえないと判断した。

(ここまで)

関連記事:<牛乳>大手3社が来春、3%以上値上げへ 30年ぶり(Yahoo News―毎日新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071211-00000028-mai-bus_all

今秋から突発的に始まった原料の高騰による食料品の価格値上げですが、現在もその傾向が中断することなく当たり前のように行われ、今度は牛乳にも波及するようです。明治乳業森永乳業が来年春から牛乳の価格を値上げすることを決めたようです(もちろん牛乳だけでなく、乳製品にも波及することはほぼ確実)。理由は今更説明することもないので(これまでの食料品の値上げと理由は同じであるから)ここでは書きませんが、消費者の財布(そして企業経営上も)にはやはり痛い打撃となることは確実です。

経済の循環は家計・企業・政府のトライアングル(三面等価)から成り立っているわけですが、現在の状況ではこのトライアングルがいびつな状況になってしまっています。企業にとっても家計にとっても原料価格は手の出しようがありませんから何とか政府に対して「このような状況を何とかしてくれ」と働きかける必要がやはりあると思います。このような傾向が続いてしまうと景気回復どころの話ではなくなってくると思われるので、特に政府にその対策を打ってもらいたいのですが、無理な話なのでしょうか・・・。

東芝、有機ELテレビの発売延期へ

(NIKKEI NETより)

東芝、有機ELテレビの発売を延期

 東芝は2009年度中に予定していた有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビの発売を延期する。30型級の実用化を目指していたが、量産技術の開発にめどが立たず、事業化しても採算割れの可能性が高いと判断した。当面、比較的生産効率が良い携帯端末向けの小型ディスプレーの商品化を優先し、来年中にも発売する。テレビは技術開発の動向を見極めた上で事業計画を再検討する方針だ。

 今月にソニーが11型の有機ELテレビを発売したが、月2000台程度の生産にとどまり、当面は赤字が続くとみられている。ソニーは既に27型も試作済みだが商品化のめどは立っていない。大画面の有機ELテレビの本格的な普及にはまだ時間がかかりそうだ。

(ここまで)

有機ELテレビは日経の記事にもあるようにソニーが一番最初に商品化・販売することになったわけですが11インチで20万円程度と非常に高価(ただし、商品としては完売レベル)であり、月産も2000台程度と大量量産できるわけではなく、その上のレベルにおいては商品化のメドが経っていないということで、その上のレベルでの商品化と発売を目指していた東芝にとってはソニーの動向を踏まえて商品化と発売を延期したのではないでしょうか。

東芝といえばキヤノンに技術供与するSEDという新型ディスプレイのテレビという大きな問題も抱えているため、「二重の課題」を抱え込むことになりますが果たして両方の問題の解決はできるのでしょうか。

2007年12月01日

ソニーの「PS3」、発売後1年経ってようやく「Wii」の月間販売台数を上回る

<PS3>値下げ効果でWiiを逆転 11月ゲーム販売(Yahoo News―毎日新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000016-maiall-game

昨年の11月中旬に鳴り物入りでソニーの「プレイステーション3」が発売されたわけですが、ちょうど昨年の今頃に発売された任天堂の「Wii」が発売されると立場はいきなり逆転、「PS3」は在庫が有り余るほどなのに対して「Wii」は常に(そして現在もある程度は)完売→在庫不足という状況が約1年間も続いたことになります。そしてようやく「PS3」が「廉価版」の発売によって何とか「Wii」の月間販売台数を「初めて」超えたということになるわけですが、ソニーとしては全く予想外の展開であったことは間違いないでしょう。

現実に「PS3」はソニーの連結業績に大きな穴を作ってしまいました(本業のエレクトロニクス部門でその穴は埋まったものの)し、「PS3」用の先端半導体も来年には東芝に売ってしまいますので「PS3強調文」における周囲の環境としてはまだまだ「元を取る」というレベルに至っていません。ようやくその「元を取る」というレベルの基礎に達した段階であろうと思います。一方の任天堂ですが、任天堂としては「PS3」の売れ行きがよくなくても「ソニーのことだから」必ず巻き返しがあると予測していたはずでしょうから「初めて」ソニーに販売台数を上回られたといっても「想定の範囲内」であり、かつ「ようやく来たか」という感じで受け止めていると思います。

2007年11月30日

アサヒビールも商品価格値上げ

(NIKKEI NETより)

アサヒビールも値上げ、18年ぶり

 アサヒビールは30日、ビール系飲料(ビール、発泡酒、第3のビール)の商品(輸入品など除く)を、2008年3月1日から値上げすると発表した。店頭価格は3―5%程度上昇すると見込まれる。原料である麦芽やアルミなどの価格上昇に対応する。酒税改正に伴う値上げを除けば、ビール価格は1990年3月以来、実質的に据え置いていた。

 同業では、キリンホールディングスが08年2月からのビール値上げを発表している。

(ここまで)

ビール、発泡酒、新ジャンル、ビールテイスト飲料の商品価格改定について(アサヒビールのリリース)

アサヒビールキリンHD(キリンビール)に続いてビール系飲料の値上げに踏み切ることになるようです。理由は食料品メーカーの宿命でもある原料高によって現在の価格を維持するのはこれ以上のコスト削減策などの企業努力では無理だということです。アサヒでは原料高は短期的なものではなく中長期的に続くと予想しており、そのためにはやはり価格値上げしか選択肢がないことをリリースで記載していますが、アサヒが苦しいのはもちろんのこと、「スーパードライ」などアサヒの商品を気に入っている消費者・ファンもこの決定は非常に残念なことででしょう。

キリンアサヒが価格値上げするということになれば、当然まだ何の声明もないサッポロサントリーもこの流れ=商品価格値上げに追随することは確実でしょうから、ビール党の方々にとっては財布に大きな影響が出ることは間違いなく、かつこういう状況がいつ終わるかということも予想ができないので非常に辛い日々が続くのではないかと思われます。

2007年11月15日

日産、「GT―R」の事前予約が絶好調

GT−R、先行予約でも独走!目標の11倍到達(Yahoo News―産経新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000935-san-bus_all

日産自動車の大人気ブランドであるスポーツカーGT―R」の事前予約が日産が目標にしている月販売台数200台を大幅に超える11倍超の予約がなされているようです。やはり「GT―R」人気というものは絶大であるということの証明にもなっていますし、日産としては嬉しい悲鳴をあげていることでしょう。12月6日に発売開始ということですが、発売開始日以降も価格が高価であることを抜きにすれば購入したいという人が続々と出てくるでしょうから、そういう人たちには先行予約の後でということにおそらくなるのでしょう。

他の自動車メーカーにも共通して言えることではありますが、日産としても低迷する国内の新車販売の切り札として満を持して大ブランドである「GT―R」をリリースするわけですから予想以上の事前予約に満足することなく積極的に生産・販売をしていくことになるでしょう。それだけの自信作がコケたらシャレにならないですし、本格的には来期の業績に影響するものの、今期もいくらかは業績に影響するわけですからね・・・。

2007年11月10日

任天堂、DVDビデオ再生機能搭載のWiiは年内の発売予定を延期

任天堂、「Wii」DVDビデオ再生機能つきモデルの発売を延期(CNET Japanより)

任天堂は通常の「Wii」の他にもDVDビデオ再生機能搭載のバージョンも開発していたのですね・・・。その後者の発売を当初予定していた年内から延期することになったわけですが、通常の「Wii」でさえ現在のやっと手に入れられるかどうかというレベルの地域もあるわけですから、任天堂としては今はとにかく通常版「Wii」の製造と流通に力を注いでもらいたいものです。いわゆる「進化版」はその後でも十分に間に合うでしょうから、急ぐこともないと思います。

話は変わりますが、一時は7万円台にまで上昇した任天堂の株価が6万円台前半に急落しています。任天堂はドル決済の比率が高いので、現在1ドル=110円台という急激な円高で嫌われてしまったのだと思いますが、このまま円高が進んでしまうと「為替差損」が膨らんでここ1年は当たり前のように行われていた業績上方修正が一転して下方修正になってしまう可能性も出てきましたが、任天堂はこの円高リスクに対応できるのでしょうか(当然対応することになるでしょうが)・・・。
タグ:任天堂 Wii

2007年11月01日

ドコモ、冬商戦用端末「905i」「705i」を一斉にリリース

NTTドコモ、冬商戦向け「905i」「705i」計23機種を発表(NIKKEI NETより)

ドコモ905シリーズ10機種を発表!(Yahoo News―RBB TODAYより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071101-00000017-rbb-sci

[速報]ドコモ、「全部入り」の本気ケータイ、905iシリーズを発表(CNET Japanより)

NTTドコモ携帯端末秋冬モデルである「905i」と「705i」を発表しました。なお「905i」は携帯電話のあらゆる機能が全て搭載されているということで、携帯ヘビーユーザーにとっては「待ってました」と言わんばかりの機能体制をドコモが整えたことでドコモKDDIソフトバンクに押されてしまっているユーザー新規獲得への起爆剤としたいところでしょう。しかもこれまでは小出しに新商品を出していたイメージのあるドコモが全商品を一斉にリリースしたことからもドコモの「本気」がうかがえることができるのではないでしょうか。

また、「905i」では端末料金がそのまま=高価である代わりに通話基本料金を下げるプランと端末料金をディスカウントする代わりに通話基本料を据え置くという新料金プランが選択できることになりますが、携帯電話の使用頻度によってどちらを選ぶかということについて、そして(確か)どちらを選ぶにしても2年間の縛りがありますからユーザーは大いに悩むことになるでしょうね・・・。

2007年10月31日

キリン、2月よりビール類の商品価格を改定=商品価格値上げ

キリンによるビール類価格改定のリリース

アサヒサッポロなどが価格改定=商品値上げを検討するようなことは新聞記事に書いてありましたが、その中でキリンはビール類の商品価格改定=価格値上げ(明確に値上げとは記載していないものの、IRの内容からすれば明らかに値上げ)に真っ先に踏み切るようです。飲料を含めた食料品は原料高による商品価格値上げが当たり前になっているだけに、キリンとしても苦渋の決断であったと思います。真っ先にキリンが価格値上げのIRを出したことで、アサヒサッポロも(そして非上場のサントリーも)おそらくそれに便乗する=価格値上げに踏み切ることになるでしょう。

2007年10月30日

電気・ガス会社全社で来年1〜3月の料金値上げへ

来年1─3月期の電気・ガス料金、全社で値上げへ(Yahoo News―ロイターより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000140-reu-bus_all

来年は一般消費者にとっては新年早々から財布の紐がきつくなりそうな事態が起こることになるようです。大手電力会社と大手ガス会社全社で料金が値上げするということになるようです。「全」電力会社と「全」大手ガス会社ですから当然「全」国民に影響することになります(ガス会社については地域のガス会社もありますが、こういう状況では当然に右へ倣えという感じで値上げすることは確実)。

一般消費者からすれば食料品からインフラガソリンまで日常生活において利用するものほとんど全てが値上がりしてしまうことになりますが、何度も書いているようにあらゆる原料輸入国の日本における最大のリスクが原料高騰ですから現在はまさにそのリスクを日本全体で受けてしまっているわけです。我々消費者としてはいかにして値上げによる負担を減らしていくかということを現在も、そしていつかは起きてくれるはずの原料下落による値下げが発生した場合についても考えていかなくてはならない時期に来ていると思います。
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