2010年12月16日

スティール、サッポロの経営権争奪に「敗北」

スティール、サッポロHD株ほぼ売却 事実上撤退(日経)

 米投資ファンドのスティール・パートナーズが保有するサッポロホールディングスの株式の大半を売却していたことが16日提出の大量保有報告書で明らかになった。サッポロHDを巡る買収劇は、スティールの撤退という結果で幕を閉じた。

 大量保有報告書によれば、15日の東証時間外取引(ToSTNeT)で1700万株を売却したほか、9日にもToSTNeTで1000万株を売却。そのほか立会時間中での売却を含めると15日時点で保有株式数は発行済み株式数の0.15%にあたる60万株(共同保有分含む)まで減少した。

 スティールのサッポロ株保有が明らかになったのは2004年10月。その後、買い増しを進め、07年1月には約2割に当たる7000万株強を保有。同2月にTOB(株式公開買い付け)による買収を提案した。しかし、サッポロは買収防衛策で対抗。経営への関与はうまくいかず撤退につながった。

ということで、サッポロの経営権を握ろうとしていたスティール・パートナーズの野望は失敗に終わることになったわけです。すでにサッポロ株を大量に売りさばいていたからスティールとしては「敗北」宣言を事実上していたのですが、これでほぼ完全に「敗北」を認めたことになるものと思われます。結局スティールが経営関与に成功したのってアデランスくらいじゃないですか?この分だと日本市場からも完全に引き上げることももしかしたら考えている可能性はあるでしょうね・・・。

当のサッポロとしてはいわゆる「厄介者」がいなくなったことで間違いなく安堵しているでしょうが、油断しているとまた別のファンドが狙ってくるかもしれませんから、この「勝利」を教訓にしてもらいたいものですね。

2010年12月06日

大塚、東証1部上場へ

大塚HD、公開価格は1株2100円に 上場は東証1部(日経)

12月15日に東京証券取引所に新規上場する大塚ホールディングスは6日、公開価格が1株2100円に決まったと発表した。オーバーアロットメントによる追加売り出しは450万株を実施する。未定だった所属市場は東証1部に決定した。

オロナミンCの製造販売などで有名な大塚HD(というよりは大塚製薬といったほうがなじみがあるはず)が15日に東証1部に上場されることになりました。IPOのレベルとすればおそらく今年については第一生命に次ぐレベルのものと考えられますが、相変わらず低迷状態の日経平均株価を上昇させる起爆剤となってくれるのでしょうか。市場関係者とすればそう願いたいはずですが・・・。

2010年09月10日

ペイオフ、ついに発動

ペイオフ、初の発動 振興銀きょう破綻申請(日経)

経営再建中の日本振興銀行(東京・千代田)は自力再建を断念し、2010年9月中間決算で1500億円規模の債務超過に陥る恐れがあると、10日に金融庁に申請する方針を固めた。これを受けて同庁は経営破綻と認定、預金を一定額までしか保護しないペイオフを初めて発動する。1預金者あたり「元本1千万円とその利息」まで預金の払い戻しに応じる一方、これを超える部分は支払額が一部カットされる見通しだ。

(中略)

振興銀は最近まで資本増強に向けて出資者を探していた。ただ、金融庁に不良債権の査定が甘いと指摘され、改めて精査した。その結果、貸倒引当金の不足が判明。損失計上すると、大幅な債務超過に陥る見通しとなり、増資交渉も断念した。

初のペイオフ発動へ=振興銀、破綻申請―預金保護1000万円まで(Yahoo―時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000015-jij-bus_all

そういえば、「ペイオフ」という言葉自体が久しぶりに聞きますね・・・。この制度が発表されたときはあれこれ文句を言っていたのに、実際に制度が始まってもほとんどの人が非現実的なものとして受け止めていたからだと思いますが、その「ペイオフ」が現実のものとなり、初めて発動されることになります。初の発動対象が不祥事だらけの日本振興銀行というのがあまりにも皮肉となってしまいますが・・・。

これで本来の中小企業支援を目的に設立された日本振興銀行は事実上終焉を迎えることになりますが、一応アテにしていた企業などもいたわけで、そういった企業などはまた金策に困ることになるわけで大変なことになるのでしょうね。今日のこの報道で振興銀行の関連が非常に大きい・大きかった企業の株価は軒並み下がることになるのでしょう、インデックスとか・・・。


小説ペイオフ―通貨が堕落するとき (講談社文庫)


当時は勢いのあった木村剛氏も、まさか現在の状態までに凋落してしまうとは全く想像もしていなかったでしょうね・・・。

2010年09月02日

またホンダの株価がトヨタの株価を上回っているらしい

ホンダの株価、トヨタ上回る 今年2月以来、足元の業績で明暗(産経)

トヨタに関しては、ここ近年(ナンバーワン至上主義を掲げて、それがうまくいっていたころ)の株価に比べたら約3分の2近く株価を下げていますからね。もっともアメリカで起こった大不祥事の件も大いに影響はあるのでしょうが、やはり勢いが落ちてしまっているのは否めないでしょうね。今のところはホンダの株価がトヨタを上回っている(現時点)ということですが、ホンダの場合は(国外における)バイクという収益源もありますからね。それでも株式時価総額はトヨタ>ホンダ(もっとも、株式発行数の違いもあるので単純に比較するのはどうかとは思いますが)なんですよね・・・。

(追記)

終値でもホンダの株価>トヨタの株価となったようで、これはホンダの株式分割後でははじめてのケースだそうです。

2010年08月26日

第一生命の株価

第一生命の株価が10万円台を割ってしまったようです。4月の上場時にはかなりの期待をもって市場に歓迎された(?)はずなのですが、現状は全体的な株価の低迷のあおりを喰らっているという特殊事情はあるにせよ、「下がりすぎ」という感じは否めませんね・・・。

第一生命としてもあれこれと手を尽くしているはずなのですが、それが株価に追いついていない、むしろ後退してしまっていることで焦りもあるでしょう。それでも長期的に考えれば何とかこの低迷状態を脱出できるとは考えているでしょうが、数多くの株主がそれまで我慢できるのでしょうかね・・・。

2010年08月24日

日経平均、9000円割れ

日経平均終値も9000円割れ、昨年5月以来(Yahoo―読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000760-yom-bus_all

まぁ、日経平均株価が7000円台とかじゃないからまだマシじゃないかといいたいものの、やはりこれまでは何とか1万円台になっていたわけですから、状況は日々悪化しているということなのでしょう。首相と日銀総裁の電話会談も「ただの電話相談じゃん」ということで終わってしまっているし、また経済的には不透明感・怪しさが漂いつつありますね・・・。当然いい現象であるわけがありません。

今年の初めに無根拠(w)・願望を込めて書いた株価13000〜14000円台というのはもう届きそうにありませんね・・・。このままだと8000円台前半にまで落ち込んでしまいそうな予感・・・。

2010年08月17日

楽天、「最後のお願い」認められる

楽天の東京放送HD株の買い取り価格問題、最高裁で審理へ

昨日のことですが、楽天のTBS株に対する「最後のお願い」が認められたということで、最高裁で審理されるようです。この最高裁の決定が最終決定になるわけです。おそらく地裁・高裁と同じ判断が出そうですが・・・。

2010年07月13日

結局みずほも「印刷」ですよ・・・

発行価格および売出価格等の決定について

結局、みずほもMUFG・SMFGと並んで大規模のファイナンス=株券印刷ということになりました。理由は公式には連結子会社への出資ということになっていますが、本音は「MUFGもSMFGも大規模なファイナンスを行ったのだから、うちも行って当然」という横並び意識だけで、特別な意味はおそらくないものと思われます。要するに大銀行としての「見栄」だけですよね、おそらく(そういうならばMUFGもSMFGも同じことではありますが)。別にファイナンスをしちゃいけないということではないのですが、動きが結局遅いからそういう風に見られてしまうということを意識はしていないのでしょうか・・・。

2010年07月09日

楽天、最高裁に「最後のお願い」

株式買取請求に関する特別抗告および抗告許可の申立について

楽天のTBS株に対する買取請求額の正式決定は、最高裁に委ねられることになりました。地裁も高裁も判断は1294円と同じ、これでは(当時)それ以上もの株価で買い占めようとした(そしてTBSの支配権を握ろうとした)金額と割に合わん、というのが間違いなく楽天の主張の論点ですから、それを最高裁はどう考えるのかということになりますが、おそらく結果は同じことになるでしょうね・・・。一応楽天はTBSから1294円換算の金額を受け取っているわけですし・・・。

2010年06月04日

ステーキのどん 上場廃止決定

上場廃止の決定に関するお知らせ

ステーキのどんがついに上場廃止です。理由が以前にも書いたと思いますが、事実上「フォルクス」が「どん」(会社の規模としてはフォルクス>どん)を吸収合併したにもかかわらず商号を「どん」にしたことが不適切だ、ということですが、実際には吉野家のヘルプがなければもっとはやく上場廃止になっていたでしょうし、経営不振から株主優待を廃止したらそれを目当てにしていた株主から一斉に逃げられ、株価も右肩下がり(今日の終了時点で17円。実に約30分の1までに下落)してしまったわけですから、上場廃止はある意味必然だったのかもしれませんね。

2010年04月27日

第一生命、日本一株主の多い上場企業に

第一生命、株主137万人に NTT上回り国内最多(日経)

第一生命保険は27日、16日時点の株主数が137万1千人だったと発表した。NTTの約103万人を上回り、国内の上場企業で最多の株主数となる。

 第一生命は今月1日に相互会社から株式会社に転換し、東京証券取引所第1部に上場した。株式会社化に伴い、これまでの契約者のうち、738万人が株式を受け取る権利を得た。1株未満の端株分や株式保有を希望しない場合は会社が引き取って市場で売り出すなどした結果、137万人の株主が生まれた。

生命保険会社という性格上ある意味必然的なことではあったでしょうが、第一生命が日本一株主の多い上場企業となりました。当然大型上場ということで今のところはかなり期待を持たれているわけですが、その期待が失われそうになったときに株主がどういう判断をするのかということも注目になってしまいますね。

2010年04月20日

DeNA 株式分割

株式の分割、単元株制度の採用及び定款の一部変更に関するお知らせ

ということで、DeNAの株保有者にとってはちょっと嫌な感じのする制度改正になるのでは?1株が300株に分割されるのはまだしも、これからDeNA株を買う人はこれまでの3分の1の費用で購入できる(今日の株価からすると、約22万6千円程度で購入できることになる)訳ですからね・・・。既存株主のためにもより価値向上を図る経営をすることが求められることになるのは間違いないでしょう。今日のDeNA株の急落はこれが原因かな?

タグ:DeNA 株式

2010年04月13日

ステーキのどん、事実上の上場廃止決定

平成22 年2月期を直前事業年度とした実質的存続性の喪失(不適当な合併等)の審査申請に関するお知らせ

要は、実態はフォルクスがメインなのに商号を「どん」にしたことで大証としては「合併は不適切である」という判断基準の解消が期限までにできなくなったということで、上場廃止になるであろうということのようです。もっとも、直近のどんはかなり経営が悪化していますから(今期の決算は債務超過GC注記のオマケ付き、経営悪化による株主優待廃止で株主が一斉に逃げた)、吉野家の支援がなければほぼ企業としては「終わり」の可能性が高かったですからね・・・。吉野家は今後も支援していくのでしょうか。

2010年04月01日

第一生命、初値は16万円

第一生命社長、初値16万円「しっかり受け止めて企業価値向上」(日経)

株式会社化し東京証券取引所へ上場を果たした第一生命保険(8750)の渡辺光一郎社長は1日、上場後の記者会見で16万円となった初値に関し「マーケットの評価をしっかり受け止めて企業価値の向上に取り組んでいく。世界の生命保険会社の中でトップテン内に入ることを目指す」と述べた。

今日上場した第一生命の株価ですが、公募の14万円から2万円増の16万円で無事上場デビューを果たすことになりました。もっとも今日に限っては売買も制限されていましたからちょっとおとなしめではあったでしょうが、関係者としてはホッと一息といったところでしょう。これからは企業価値の向上というのも第一生命の仕事になりますから、ちゃんと努力してもらいたいものです。

2010年03月30日

日経平均、1年半ぶりに1万1千円台に回復

日経平均、1万1000円台回復 1年半ぶり(日経)

なんとまあ、日経平均が1年半ぶりに1万1千円台に回復したということですが、このブログを書き始めた当時は2万円いくかいかないかというレベルでしたから、その間に状況がかなり悪くなってしまったということの証明にはなりますね。現在も景気回復という声はほとんど聞こえてこないし、「冬の時代」が終わる気配は今のところ感じられません。何かの「きっかけ」があれば一気に「冬の時代?何それ?」という感じになるのでしょうが、そのきっかけも全くない状態ですからね・・・。

2010年03月24日

楽天、TBSからの買取請求代金は一応受領しておきます

株式会社東京放送ホールディングス株式の買取請求に関する代金の一部弁済を追加で受ける件について

楽天もさー、裁判所の買取価格決定に不満は漏らしているものの、ちゃんとTBSからは請求代金をもらっているんだから、そろそろ手打ちにすればいいのに・・・。確かに買い取り価格の倍以上はかけたのに(そしてTBSを我が物にするはずだったのに)・・・という気持ちは分からんわけではないですが・・・。

タグ:楽天 TBS

2010年03月23日

第一生命、公募価格は14万円

第一生命株売り出し価格は14万円 1兆4000億円規模の大型上場(Yahoo―産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100323-00000578-san-bus_all

かねてから13万〜15万くらいと予想されていた第一生命の株価の公募価格は14万円と正式に発表されました。生命保険会社という事業者ということもあって株主がたくさんいるわけで、非常にスケールの大きい株式上場ということになります。上場部は間違いなく一部になるでしょうが、久しぶりの大型IPOということで大人気になることは間違いないでしょう(上場初日は取引が制限されることからも、その人気振りが分かろうというものです)。

ちなみに管理人も第一生命の契約者ですが、契約の価値は1株分に達していません・・・orz

こういった端株については、端株の算定分の金額が実際に振り込まれるので不利がないといえばないですが(おカネをもらえるだけマシ、というところでしょうか)、1株分はほしかったな〜・・・。

2010年03月12日

楽天、裁判所の買い取り価格判断に「不満だ!」



買取請求を行った株式の価格決定に関する即時抗告の実施について

この問題、手打ちになるかと思っていたら、なりませんでしたね・・・。楽天とすれば「1,294円」という買取決定金額は間違いなく「不満だ!」というわけですから、まだまだこの問題が終息するには時間がかかりそうですね・・・。

2010年03月05日

TBSの株式買い取り価格は1294円

TBSの「絶対イヤだ」という声に結局屈した形の楽天が、取得したTBSの株をTBSに買い取ってもらう金額が1294円というのが裁判所の決定です。おそらく両社ともこれ以上この問題には触れられたくないでしょうから、おそらくこの金額で「手打ち」となるのでしょう。
タグ:楽天 TBS

パイオニア ようやくホンダからの出資が決定

本田技研工業株式会社に対する第三者割当による新株式発行の払込期日等の決定についてのお知らせ

ようやく、パイオニアに対してホンダがカネを出す日が決まりました。パイオニアとしては当初の懸案事項だっただけに、ようやくカネを出してもらうことが決まってホッとしたのではないでしょうか。その前に三菱電機などがカネを出してくれることが決まっていたとはいえ、やはり「カネを出してくれる」ことの安心感には代えられないはずです。
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