住宅設備最大手の住生活グループは12日、TBSグループからプロ野球の横浜ベイスターズを買収する方針を固めた。球団の基本的な資産査定をこのほど終え、球団の財務内容に問題がないと確認。球団株式の50%超の取得を目指し、グループの認知度向上を狙う。経営資源を本業の放送事業に振り向けたいTBSもこれを受け入れる方向で、月内にも買収について基本合意する。
住生活首脳は12日朝、日本経済新聞に対し「球団に財務的な問題はないことがわかった。今後、各選手の契約内容などを確認するが、(球団買収について)自分の考えに変更はない」と言明した。球団の資産や収益見通しに関する査定結果をふまえ、この日の取締役会でも財務上の問題がないことを報告するとした。
TBSも「住生活との月内めどの合意は可能だ」(幹部)と見ており、事務レベルでは来シーズンのテレビ放映権料などについても交渉を進めている。ベイスターズがフランチャイズとしている横浜スタジアムとの交渉は住生活主導で進める方向だ。
ということで、神奈川に地盤がありスポンサーともなっている家電量販店のノジマも名乗りを上げた横浜ベイスターズの買収劇は、当初の予定通りトステムなどを傘下に持つ住生活が面倒を見ることが事実上決定したということになります。すでに球団経営についてやる気を失くしていたTBSからとりあえずはやる気がある会社へ親会社が移転することになると思われますが、単にM&Aとしての一部やコーポレートブランドのイメージアップというのも大事でしょうが、球団が強くならないとそういった目的は達することが出来ないので、ちゃんと球団としてのマネジメントも行ってほしいものです。
そうなると注目となるのが球団名ですが、一応の候補としては「トステム」をつけることが考えられているようですが、まだ先の話ですよね・・・。