2010年10月12日

住生活、横浜ベイスターズの買収を事実上決定

住生活、ベイスターズ買収へ TBSと月内にも合意(日経)

住宅設備最大手の住生活グループは12日、TBSグループからプロ野球の横浜ベイスターズを買収する方針を固めた。球団の基本的な資産査定をこのほど終え、球団の財務内容に問題がないと確認。球団株式の50%超の取得を目指し、グループの認知度向上を狙う。経営資源を本業の放送事業に振り向けたいTBSもこれを受け入れる方向で、月内にも買収について基本合意する。

 住生活首脳は12日朝、日本経済新聞に対し「球団に財務的な問題はないことがわかった。今後、各選手の契約内容などを確認するが、(球団買収について)自分の考えに変更はない」と言明した。球団の資産や収益見通しに関する査定結果をふまえ、この日の取締役会でも財務上の問題がないことを報告するとした。

 TBSも「住生活との月内めどの合意は可能だ」(幹部)と見ており、事務レベルでは来シーズンのテレビ放映権料などについても交渉を進めている。ベイスターズがフランチャイズとしている横浜スタジアムとの交渉は住生活主導で進める方向だ。

ということで、神奈川に地盤がありスポンサーともなっている家電量販店のノジマも名乗りを上げた横浜ベイスターズの買収劇は、当初の予定通りトステムなどを傘下に持つ住生活が面倒を見ることが事実上決定したということになります。すでに球団経営についてやる気を失くしていたTBSからとりあえずはやる気がある会社へ親会社が移転することになると思われますが、単にM&Aとしての一部コーポレートブランドのイメージアップというのも大事でしょうが、球団が強くならないとそういった目的は達することが出来ないので、ちゃんと球団としてのマネジメントも行ってほしいものです。

そうなると注目となるのが球団名ですが、一応の候補としては「トステム」をつけることが考えられているようですが、まだ先の話ですよね・・・。

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2010年06月17日

楽天、ヨーロッパ本格進出のためのM&A

フランス PriceMinister社の買収に関するお知らせ

楽天、仏最大のネットショップ会社買収 240億円で欧州進出(Yahoo―産経) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100617-00000597-san-bus_all

かねてからヨーロッパ進出を決めていながらその動向・プロセスが一切不明であった楽天が、ついにヨーロッパ本格進出に向けて動き出したというところでしょうか。進出戦略としては楽天では毎度おなじみのM&A戦略ですが、何もない状態でゼロから作り出すよりはすでにあるものを買ってそれをベースに楽天色に塗り替えていったほうがやりやすいのはわかりきっていることですから、楽天としても当初から進出はM&Aということをおそらく最優先に考えていたのでしょう。そしてその最適なM&Aの相手が見つかったということでしょう。

おそらくシステムを楽天システムにしていくものと思われますが、その日本発の「楽天システム」がヨーロッパで通用するのか、これがヨーロッパ進出を成功させるか否かのカギになることは間違いないものと思われます。

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2010年03月25日

ツタヤにHMVのコーナーができる!?

HMVの事業の取得に関する基本合意書締結のお知らせ

ということで、将来的にツタヤ(CCC)の中にHMVのコーナーができるということでいいんですよね・・・?事業を全て取得するというのですから。どのような形態になるのかは分かりませんが、全国のツタヤでHMVコーナーができる、つまり(店舗)数が限られていたHMVがツタヤの力を借りて全国的に広められるということになるのかもしれませんね。
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2010年03月18日

楽天、イーバンク銀行を完全子会社化、「楽天銀行」に改称へ

イーバンク銀行株式会社株券等に対する公開買付けの開始について

ということで、楽天がすでに子会社化していたイーバンク銀行をTOBで完全子会社化し、商号もイーバンクから「楽天銀行」に変更するとのことです。これで楽天は労せずして「自分の銀行」を得ることができるわけですが、イーバンクのユーザーはこの楽天の行動に対してどう思うのでしょうか・・・。

また、楽天はウイルスソフトなどで有名なソースネクストについても持分化適用するというリリースも出しており、ますます「楽天コングロマリット」の勢力が増していくことになりますね・・・。
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2010年02月09日

ローソン、99プラスの完全子会社化を中止。理由はローソンEMの不正行為が発覚したため

株式会社ローソンによる株式会社九九プラスの完全子会社化に関する株式交換の中止のお知らせ

事実上を99プラスを支配下においているローソンが完全子会社化を中止することは「一体何があったのか?」と疑問がわいてきますが、実際にその「何か」があったようです。

株式会社ローソンエンターメディア取締役による不正行為の発覚について

子会社のローソンEMでコンサートチケットの代金回収をめぐる不正行為が発覚したため、こちらのトラブル解消を優先させ、99プラスの完全子会社化は一旦凍結させるようです。
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2010年02月06日

KDDI、JCOMの3分の1超の株式所有はお預け

はっきり言って、読売のビジネス記事は感覚的に「飛ばし」記事が多いように感じ、信頼感については大いに「???」がついてしまうのですが、この記事についても同様の感が拭えません。

KDDI、JCOMの経営権取得を断念(Yahoo―読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100206-00000066-yom-bus_all

KDDIJCOMの経営権を取得するというM&Aですが、確かにやり方があまりにも露骨過ぎて金融庁から「待った」がかかっているのはすでに報じられている通りですが、ここまで書いているのは読売だけです。当たれば「スクープ」なのでしょうが、冒頭にも書いたとおり読売の「スクープ」=「飛ばし」とほぼ同じ意味に感じてしまうのです。これが日経となるとほぼ間違いなく「スクープ」として扱われるのですが・・・。

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2009年12月22日

ゼンショー なか卯などを完全子会社化

株式会社ゼンショーによる株式会社なか卯の株式交換による完全子会社化に関するお知らせ

株式会社ゼンショーによる大和フーヅ株式会社の株式交換による完全子会社化に関するお知らせ

なか卯にしても大和フーヅにしても事実上「すき家」のゼンショーの傘下に入れられてしまったわけですが、これで完全に傘下に組み込まれてしまうことになります。ゼンショーはハンバーガーの運営は諦めたけど、M&Aについてはやはり続けていくことになりそうですね。
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2009年12月04日

サントリー、米の飲料会社を買収

サントリー、米清涼飲料を買収 キリンとの統合視野に(NIKKEI NET)

 経営統合に向け交渉中のサントリーホールディングスとキリンホールディングスが、海外でM&A(合併・買収)攻勢をかけている。サントリーは4日、米の清涼飲料大手ペプシコ製品を扱う現地企業を100億円で買収する。キリンはオーストラリアで買収した乳製品とビール大手の2社を事実上、統合した。キリン・サントリーは統合が実現すれば、縮む国内市場は食品首位の地盤が固まると判断。成長が見込める海外市場の開拓を急ぎ、世界で稼ぐ事業構造を築く。

サントリーって、フランスの飲料会社を大量のカネを使って買収したばかりじゃないですか・・・。そのほとぼりも冷めないうちにアメリカの飲料会社を買収ということですから、タッグを組む(予定)キリン同様M&Aに忙しいですね。ただM&Aに取り組むことが性急すぎる感じもしないわけではないのですが、大丈夫なんでしょうかね・・・。
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2009年11月25日

通販のセシール、フジテレビの完全支配下に

株式会社フジ・メディア・サービスによる株式会社セシールの完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ

通信販売のセシールが、事実上フジ・メディア(以下、フジテレビ)の支配下になっていたものが、完全子会社となってしまうようです。セシールといえば確かライブドアがM&Aで買ったはずですが、ライブドアの不祥事などがあってフジテレビが買い、そして完全にモノにしてしまうことになります。フジテレビの通信販売である「ディノス」と競合してしまうわけですが、その点の棲み分けがちゃんとできるのでしょうか。

なお、セシール1株あたり180円がもはや少数となった株主に配分されるようです。完全子会社になることによって当然上場廃止になるので株主優待もお終いになります。
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2009年11月19日

ローソン、99プラスを完全子会社に

株式会社ローソンによる株式会社九九プラスの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ

事実上ローソンに支配されていた99プラスが、株式交換によって完全にローソンの子会社になるということです。交換比率は99プラス:ローソン=1:32.5ということです。もっとも吸収するわけではなくブランド(店名)はそのまま残るようですから、99プラスとしては「ローソン」ブランドを使えることでよしとしたのではないでしょうか。
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2009年11月13日

サントリー、オレンジーナの買収を正式発表

サントリー、仏オレンジーナ買収を発表(NIKKEI NET)

 サントリーホールディングスは13日、フランスの大手飲料メーカー、オレンジーナを買収したと発表した。買収金額は約3000億円とみられ、国内食品メーカーのM&A(合併・買収)としては過去最大規模。オレンジーナの株式を持つ米投資会社などから全株式を12日付で取得した。サントリーは欧州各国に基盤を持つオレンジーナの販路を活用し、自社の清涼飲料などを欧州市場に投入する。

サントリーによるフランスのオレンジーナ買収は無事終了したとのことです。これから3000億円の回収をしなければならないわけですが、サントリーは今後も経営統合するキリンのようにM&Aを続けていくのでしょうか。その経営統合の段階がまだ進んでいないのがちょっと心配ですが・・・。
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ファミリーマート、AM/PMの買収を正式発表

昨日報じられたファミリーマートによるAM/PMの買収ですが、今日正式に発表されました。ファミリーマートの親会社である伊藤忠が絡むことはなく、ファミリーマート単独で買収ということです。

株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

<ファミリーマート>am/pm買収を正式発表(Yahoo―毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091113-00000056-mai-bus_all

M&Aの理由は、単純にマーケット拡大である、つまり、時間のかかる新規開店を続けるよりは既存の店舗をひとまとめにして買ったほうが効率的だとファミリーマートは判断したわけです。実質的には牛角(レックス)がAM/PMに増資する関係で120億円で取得するわけですが、ファミリーマートとしては「お手頃価格」で取得できたわけですから感覚としては「儲けた」に近いでしょう。

しかしながら、全都道府県に店舗があるといっても(ローソンも同様ですが)、全都道府県に店舗がない(あえて戦略的に設けていない)セブンイレブンに収益力としてははるかに劣るのが現実で、その点をファミリーマートとしてはどのようにAM/PMを生かしていくかということが課題になることは間違いないでしょう。それを承知でM&Aに踏み切ったのでしょうから。
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2009年11月12日

ファミリーマート、伊藤忠と共同でAM/PMを買収へ

am/pm、ファミリーマートが買収へ 伊藤忠と共同(NIKKEI NET)

 コンビニエンスストア3位のファミリーマートとその筆頭株主である伊藤忠商事は共同で、7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収する方向で最終調整に入った。am/pmの親会社であるレックス・ホールディングスから全株式を買い取る。買収額は100億円前後とみられる。実現すれば店舗数は2位ローソンに迫り、首位セブン―イレブン・ジャパンの追撃体制も整う。消費不振でコンビニも飽和感が強まるなか、再び業界再編が動き出した。

AM/PMがファミリーマートに買収されることになるようです(早速ファミリーマートが「反応」しましたが、日経に載ってしまった以上、正式発表は時間の問題です)。上記日経では「コンビニも飽和感」とありますが、確かにスクラップ&ビルドが激しいことは間違いなく、そのせいで飽和感というものは感じられてしまうのでしょうが、やはり今となっては近くにコンビニがないと不安になってしまうのも事実です。

ブランドもファミリーマートに一本化されるようですが、そもそもコンビニが「牛角」の傘下にあったこと自体がある意味おかしなことでしたから、正常な状態に戻るという意味では真っ当なM&Aだとも言えるでしょう。

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2009年11月10日

グーグル、ネット広告ベンチャー企業を買収

グーグル、ネット広告ベンチャーを買収 携帯向け配信強化(NIKKEI NET)

 インターネット検索最大手の米グーグルは9日、ネット広告ベンチャーのアドモブ(カリフォルニア州サンマテオ市)を約7億5000万ドル(約670億円)で買収すると発表した。同社は、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの広告配信に力を持つ。グーグルにとっては買収金額では過去3番目の規模のM&A(合併・買収)で、成長が見込める携帯向け広告事業を強化する。

 グーグルは株式交換方式でアドモブを買収する。アドモブは2006年の設立。アップルの高機能携帯「iPhone(アイフォーン)」や、グーグルの無償OS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載携帯など、スマートフォン向けのソフトに広告を配信する事業で先行する。グーグルなど大手から人材を獲得して急成長中で、将来はグーグルの有力な競争相手になる可能性もあった。

グーグルお得意のM&Aですが、やはり目の付け所が違うというか、将来的にグーグルの競争相手になろうかという企業を買い取ってしまうという、解釈によっては「えげつない」M&Aですね(YouTubeの例からも明らかなように)。グーグルの感覚では、モバイル向け広告については「もう少し強化しなければならない」と判断したからこそM&Aに踏み切ったのかもしれませんが。
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2009年11月04日

ビクター、今度はデジカメ事業買収の報道

JVCケンウッドの事業会社であるビクターが、朝に報道された音楽事業の売却報道に続いて、今度はHOYAからデジカメ事業を買うという報道が成されています。両方ともその第一報が読売というのが何とも皮肉ですが。

ビクターがデジカメ進出、ペンタックス買収へ(Yahoo―読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091104-00000674-yom-bus_all

ペンタックスといえば、HOYAが買収する際に経営陣の抵抗や突然の経営陣の交替などがあってスッタモンダがあったわけですが、HOYAとすればあくまで買収してまでペンタックスを欲しがったのはペンタックスの医療分野などにおける光学事業が欲しかったのであって、デジカメは正直言ってHOYAにとっては「要らん」事業だったのでしょう。ビクターからそういう話があった際に真っ先に飛びついたのだと想像します。

ビクターとしても、ビデオカメラはそれなりの地位・技術がありますから、デジカメならば自社の技術を応用できるという自身があるからこそ経営状態があまりよくないにもかかわらず新事業に飛び込もうとしているのだと思います。それにしても、ビックリするニュースでした。

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2009年09月10日

サントリー、フランスの飲料メーカーを買収へ

サントリー、仏大手飲料メーカー買収へ 3000億円規模(NIKKEI NET)

 サントリーホールディングスはフランスの大手飲料メーカー、オレンジーナを買収することで大筋合意した。買収金額は3000億円程度とみられる。オレンジーナは欧州を中心に炭酸飲料「オレンジーナ」などの商品を販売しており、欧州各国に強固な営業網を持つ。サントリーHDは買収により欧州市場に本格参入、海外展開を加速する。

 オレンジーナは、米投資会社ブラックストーン・グループと英投資会社ライオン・キャピタルが2006年に26億ドル(約2400億円)で英製菓大手のキャドバリーから買収していた。

(ここまで)

関連:<サントリー>仏飲料メーカー買収に向け協議(Yahoo―毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000031-mai-bus_all

サントリーも、経営統合を目指す相手であるキリンと同様に海外の飲料メーカーを買収して世界的飲料メーカーを目指すことになりそうです。サントリーが対象にしたのはフランスのオレンジーナという大手飲料メーカーで、フランスを中心にヨーロッパ各地に販売圏があるということで、これが実現すればサントリーとしてはヨーロッパにおける販売地盤を獲得することになり、キリンと合体ということになればオーストラリアなどの販売地盤を更に加えた飲料持株会社が実現することになります。

ちなみに、買収金額は約3000億円だそうで、株式非公開のサントリーが手元キャッシュとして3000億円もあるようには思えないのですが、金額が出ているということはサントリーとしてはそれだけの出費の覚悟があるのだという積極的な考え方をしておくことにしましょう(笑)。
| M&A

2008年11月07日

パナソニックによる三洋子会社化に向けた協議、今日正式発表

先週の土曜日に日経がスクープしたパナソニックによる三洋電機の買収・子会社化(に向けた協議)が予定通り今日7日に正式発表されました。

パナソニック、三洋を子会社化へ 三井住友銀などと株式買い取り交渉 (NIKKEI NET)

 パナソニック(旧松下電器産業)と三洋電機は7日、パナソニックが三洋を子会社化する方向で協議を始めると発表した。パナソニックは今月から三洋の詳細な資産査定に着手、三洋の大株主である三井住友銀行、大和証券SMBCグループ、米ゴールドマン・サックスグループと保有優先株の買い取りに向けて価格交渉を始める。

 年内の合意を目指し、パナソニックは来年1月にもTOB(株式公開買い付け)を実施する予定だ。実現すれば年間連結売上高11兆円規模の国内最大の電機メーカーグループになる。

パナソニック 三洋子会社化へ協議開始 年明けにもTOB(Yahoo―毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000020-maip-bus_all

リリースこそ両社の資本・業務提携に関する協議開始という表題になっていますが、正式には業務提携は単なる見せ掛けであり、リリースの中でも記載されているように、「子会社化」を前提とした資本・業務提携ということですから、実質的には「パナソニックは三洋を子会社化します」と正式に宣言した内容であると言ってもいいでしょう。

あとは、三洋の主要株主である三井住友銀行などがパナソニックの評価に対してどれだけ歩み寄ることができるかということにかかってきます。三井住友銀などはなるべく多くのプレミアムをつけてほしいに決まっていますし、それに対するパナソニックの経営陣は三洋の評価をどの程度算定するのか、おそらく水面下ではもう始まっているものと思われます。うまくいけば日本一の電機メーカーになるわけですが、「評価」次第では難航するのかもしれません。
| M&A

2008年11月03日

パナソニックによる三洋電機のM&Aは7日に正式発表予定

M&Aの案件としてはもちろんのこと、産業界を揺るがすビッグニュースとなっているパナソニックによる三洋電機のM&Aの動きですが、やはり水面下では動きがあったようで、パナソニックが三洋株のTOBを行うことによって子会社化することがパナソニック・三洋両経営トップにより合意した模様です。両社による正式発表は7日になるとのことです。

(NIKKEI NETより)

パナソニック、三洋買収で基本合意 TOBで09年4月子会社化

 パナソニック(旧松下電器産業)は三洋電機強調文を買収することで基本合意した。7日にも両社の社長が記者会見して発表する。パナソニックTOB(株式公開買い付け)により三洋株の過半を取得し、来年4月をメドに子会社化する考え。今後、三井住友銀行など三洋の主要株主3社と株式取得条件を詰める交渉を進める。電機大手同士の初のM&A(合併・買収)により、年間売上高が11兆円を超える国内最大の電機メーカーが誕生、電機業界は大規模再編時代に突入する。

 パナソニックの大坪文雄社長と三洋の佐野精一郎社長が会談し、パナソニックが三洋を子会社化することで大筋合意した。両社が7日にも取締役会を開いて決議。その後、両社長が記者会見して発表する段取りだ。

(ここまで)

パナソニックの子会社化合意 「三洋」ブランド存続 金融3社とTOB価格詰め(Yahoo―産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000014-san-ind

ここで問題となるのは、産経の記事にもありますが、パナソニックが三洋株に対してどのようなTOBプレミアをつけるか、そして主要株主である三井住友銀行などがその価格に「イエス」と答えるかということです。雇用関係については話は済ませてあるようなので、問題はこの点に尽きると思います。

実際にTOBが成立して三洋がパナソニックの子会社となると、三洋は必然的に社名が変わることになるはずです(各メディアでは、社名やブランドの独自性の確保をパナソニックが了承したということのようですが、パナソニックのブランド戦略から考えると例外をずっと認めるのかは疑問)。単純に「パナソニック三洋」となるのかどうかはわかりませんが、パナソニックとしては「三洋」のブランドについても敬意を払わなければならないので、三洋に対しても最大限の配慮をすることは必要不可欠であると思います。もちろんキャッシュ面でかなりの出費も余儀なくされることにもなりますが・・・。

いずれにせよ、M&Aの真相は7日に明らかになるようですから、それまで待つことにしましょう。
| M&A

2008年11月02日

パナソニック、三洋をTOBで子会社化へ

三洋をTOBで子会社化=首脳間で大筋合意−パナソニック(Yahoo―時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000061-jij-biz

昨日明らかになったビッグニュースであるパナソニックによる三洋電機のM&Aの動きですが、パナソニックが三洋株のTOBを行うことによって子会社化することがパナソニック・三洋両経営トップにより合意した模様です。問題となるのはパナソニックが三洋株に対してどのようなプレミアをつけるか、そして主要株主である三井住友銀行などがその価格に「イエス」と答えるかということです。雇用関係については話は済ませてあるようなので、問題はこの点に尽きると思います。

実際にTOBが成立して三洋がパナソニックの子会社となると、三洋は必然的に社名が変わることになるはずです(全て「パナソニック」に統一しているため)。単純に「パナソニック三洋」となるのかどうかはわかりませんが、パナソニックとしては「三洋」のブランドについても敬意を払わなければならないので、三洋に対しても最大限の配慮をすることは必要不可欠であると思います。もちろんキャッシュ面でかなりの出費も余儀なくされることにもなりますが・・・。
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2008年11月01日

パナソニックが三洋に「目をつけた」目的は・・・

すでに既報のとおり、パナソニック三洋電機をM&Aの対象にしていることが判明したわけですが、パナソニック三洋に「目をつけた」目的とは一体何でしょうか。

日経では、

パナソニック、三洋買収で株過半数取得目指す(NIKKEI NET)

 三洋電機を買収する方針を固めたパナソニック(旧松下電器産業)は来週にも、三井住友銀行など三洋の主要株主3社と交渉に入る。株式の過半を取得する方針で、取得数や価格などを協議する。三洋の主力事業の充電池や太陽電池を取り込み、AV(音響・映像)機器などに並ぶ収益の柱に据える考え。合意すれば、年間売上高が11兆円を超える国内最大の電機メーカーが誕生する。

というように完全買収ではなく過半数の株式取得に動く=連結子会社化するような感じであり、産経では

パナソニック「売上10兆円企業」への布石 三洋買収へ(Yahoo―産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000522-san-ind

ということで、パナソニックのコミットメントの1つである連結売上高10兆円を達成するための手っ取り早い手段が三洋電機に対するM&Aであるという内容の記事になっています。ただし、産経の記事にあるように事業分野がかなり被る「旧ビクター」を連結対象から外したことを考えると、電池というアドバンテージはあるもののやはり事業分野で重なる部分の多い三洋を狙う意味があるのか、という疑問もないわけではないでしょう。

事態はすでに動いているはずなので、その動向は徐々に明らかになっていくものと思われますが・・・。


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