ゼンショー傘下にある回転寿司のスシローが、そのゼンショーを無視した形で独自の業務提携を発表したことが波紋を呼んでいるようです。
あきんどスシロー 筆頭株主に無断で提携(Yahoo News―産経新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000087-san-bus_all
(NIKKEI NETより)
あきんどスシロー、ユニゾンが出資
回転ずし大手のあきんどスシローは27日、投資会社、ユニゾン・キャピタル(東京・千代田)を引受先とする第三者割当増資を実施すると発表した。9月14日付でユニゾン系の二つのファンドに割り当てて、約48億円を調達する。ユニゾンは18%出資する第3位株主となる。
スシロー経営陣は3月に筆頭株主となった外食大手、ゼンショー(3月末時点の出資比率27.2%)から事前に増資の了承を受けておらず、出資比率が22.3%に低下するゼンショーの今後の動きが注目される。
スシローは27日、2012年9月期までを対象とする中期経営計画も発表し、最終年度に店舗数を400、売上高を1000億円とともに倍増する目標を掲げた。増資で調達する資金は新規出店やシステム投資などに充当。ユニゾンから2人の社外取締役の派遣も受け「財務や経営管理、ガバナンス(企業統治)の強化を進める」(矢三圭史社長)という。
(ここまで)
関連記事:スシローの筆頭株主は牛丼チェーン「すき家」を運営しているゼンショーなのですが、このゼンショー、スシローに限らず数々の外食産業に対してM&AやTOBを仕掛けていることでも有名です。
ゼンショーはスシローのほかにも「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイトも傘下に収めてあるので、スシローとは全くの競合関係にあるわけです。ということは業態が同じ回転寿司ということで(両方とも)同じシステムになって独自性が発揮できないかもという危機感があったのでしょうか、スシローは独自の業務提携を筆頭株主であるゼンショーに相談せず勝手に決めたということになるのだと思います。
これに対してゼンショーはスシローからの了承は受けていない=筆頭株主をないがしろにした(筆頭株主の存在を無視された)、という気持ちが拭えないのではないでしょうか。両社の「ねじれた」関係が両社の経営戦略に影響を及ぼすことがなければいいのですが・・・。