ニューディール、新株予約権発行によるファイナンス失敗

第9回新株予約権の取得及び消却に関するお知らせ(ニューディールのリリース)

結局、ニューディール新株予約権発行によるファイナンスは失敗に終わったということです。転換価格が22円であるのに対して現在のニューディールの株価は僅か7円、しかも監査法人も「ボロ株御用達」のウイングパートナーズですから株価上昇の余地など全くといってもいいほどないわけで、無償取得&償却(今回の新株予約権は1度も行使されずに終わった模様)するようです。こういうファイナンスの道も閉ざされていくということになるとますます資金的にきつくなり、「Xデー」という話が出てくるわけですが、どうなるのでしょうか・・・。

アサヒ、アサヒ飲料のTOBを終了

アサヒ飲料株式会社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ(アサヒビールのリリース)

アサヒビールによるアサヒ飲料のTOBがこれといった反対もなく成立・終了しましたが、キリンサッポロもビール以外の一般飲料子会社を完全子会社にしているのでアサヒも当然それに倣ったという感じでしょうか。またキリンサッポロは持株会社化しているので、アサヒも将来的には持株会社化ということを睨んでいるものと思います。
| TOB

キリン、協和発酵に対するTOBの成立を公表

キリンの協和発酵TOB成立に関するリリース

キリンとしては予定通りに協和発酵のTOBが成立したことで医薬品分野における協和発酵のノウハウを取り入れることができ、かつ飲料部門以外の収益源となることを期待したいところでしょう。なにしろ協和発酵TOBに約1617億円(1株あたり1500円)もかけたのですから、TOBに投資した以上の成果を長期的には挙げなければならないということでキリン協和発酵共にそのプレッシャーは大きくなるのではないでしょうか。
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第一生命、株式会社上場1年後に持株会社形式へ

(NIKKEI NETより)

第一生命、上場1年後に持ち株会社

 第一生命保険は6日、2010年度上期をメドに株式会社に転換して株式を上場した後、1年程度で持ち株会社を設立する方針を明らかにした。大手生保を核とした持ち株会社は初めて。資産運用会社などグループの総合力を発揮しやすいと判断した。海外の保険会社の買収など機動的なM&A(合併・買収)を進めやすくする狙いもある。

 国内の保険の持ち株会社には、損害保険最大手の東京海上日動火災保険を中核とするミレアホールディングスなどがある。海外の保険大手でも米AIG、仏アクサなど持ち株会社の下で生損保を兼営するのが一般的になってきた。第一生命も将来の成長戦略を描くには、持ち株会社体制に移行するのが最適と判断したようだ。

(ここまで)

昨日、第一生命大手生命保険の中で先んじて3年後の株式会社化と株式上場する報道がなされましたが、その1年後は持株会社化する方針のようです。第一生命も損保会社・システム開発会社・事務サービス会社など多くの関連会社が第一生命が出資している「株式会社」ですからいずれは「株式会社化」というのは避けられないことであったでしょうし、第一生命レベルの規模になると事業戦略を考える上では持株会社にしてしまったほうが効率がいいでしょう。保険業界の持株会社の先輩としては東京海上日動火災などのミレア大同生命太陽生命T&Dがありますから、そういう先輩持株会社を見習って独自の事業戦略ができる持株会社を作ってもらいたいものです。

アッカ、CBで資金調達

(NIKKEI NETより)

アッカ、CBで100億円調達・次世代無線通信にらむ

 通信サービスのアッカ・ネットワークスは新株予約権付社債(転換社債=CB)を近く発行して約100億円を調達する。同社は「WiMAX」と呼ばれる次世代無線通信サービスへの参入を目指しており、財務基盤を強化して将来の大型設備投資に備える。2005年に株式を上場して以降、エクイティファイナンス(新株発行を伴う資金調達)を通じての初の資金調達となる。

 アッカに合計12%出資している複数のファンドを運営する投資会社イグナイト・ジャパン(東京・中央)がCBを引き受ける。イグナイトはIT分野専門の投資会社で、アッカを創業時から支援してきた。

(ここまで)

この報道がなされてからすぐに「勝手に報道するな=事実上決まって入るものの取締役会の決議もあるからそれまで待ってくれ」という名目上否定のリリースを出したアッカですが、NTTドコモと組んで次世代無線通信サービスに何とか割って入ろうとしているわけですからそのための投資費用というのがどうしても必要になります。その投資費用の一部をエクイティファイナンス(今回の場合は新株予約権つき転換社債の発行)で賄おうとしているわけですが、アッカは上場企業ですから市場でのファイナンスも可能なわけで、携帯通信サービスの進出が叶わないどころか破産に追い込まれてしまったアイピーモバイルは非上場ということで市場でのファイナンスという選択の余地がなかったわけですから、通信サービスに参入するには多額の投資費用が欠かせないということがあらためて理解できるアッカファイナンスではないかと思います。
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