パナソニック 超絶(!?)下方修正

パナソニック、今期純利益89%減に下方修正 世界景気減速で(NIKKEI NET)

 パナソニックは27日、2009年3月期の連結純利益が前期比89%減の300億円になる見通しだと発表した。従来予想(10%増の3100億円)から2800億円引き下げ、一転して大幅な減益となる。金融危機に端を発した世界的な景気減速で電子部品やデジタル家電の販売が落ち込む。株式評価損や合理化費用の計上も響く。

(ここまで)

連結通期業績予想の修正に関するお知らせ

見事なまでのパナソニックの超絶(!?)下方修正がリリースされたわけですが、最終利益は何とか確保できているわけですから「超絶」のレベルには至らないという印象もあるかもしれません(これがいわゆる「ボロ株」銘柄であれば間違いなく「超絶」のレベルと認定されますが)が、パナソニックとすれば世界的経済不況がこれまでとは思わなかったはずです。どの企業も共通なので言い訳はしやすいかもしれませんが。

今期は三洋電機の買収・子会社化という大きなプロジェクトが控えているわけですが、三洋の株価を120円と算定したらGSにソッポを向かれてしまっている現状を考えると、せっかく新たなCI化を果たした今期の状況は非常に厳しいものになりそうですね・・・。
| 決算

コーエーとテクモ、来年4月1日に経営統合

テクモ株式会社と株式会社コーエーとの共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関するお知らせ

コーエーテクモと経営統合し、4月1日にホールディングス化することになったようです。この記事によると、経営混乱が生じていたテクモに対してコーエーが手を差し伸べた形のようです(株式交換もコーエー1に対してテクモ0.9であることから明らか)が、経営統合がうまくいくことを願うばかりです。

サハダイヤ もうウィングしかいません・・・

公認会計士等の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ(サハダイヤのリリース)

ということで、赤字垂れ流し&大量の株券印刷で有名なボロ株であるサハダイヤが、めでたく(?)ウィングパートナーズ送りとなりました。サハダイヤのレベルとなるともはや監査を引き受けてくれる監査法人はウィングしかありませんからね・・・。ウィングもこういうところしか引き受けられないのも困り者でしょうが・・・。

フォード、所有するマツダ株式の「3分の2」を売却

米フォード、マツダ株の20%を売却 マツダが発表(NIKKEI NET)

 マツダは18日、米フォード・モーターが保有するマツダ株の一部を、マツダとマツダの取引先企業が取得すると発表した。フォードは約20%分を売却し、フォードの持ち株比率は33.4%から約13%になる。マツダ自身は6.87%を引き受ける。

(ここまで)

関連:米フォード、マツダ株売却=20%程度、提携は維持(Yahoo―時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000135-jij-int

当座のキャッシュが何としてでもほしいのは、GMがスズキの所有株式を全株売却するのと同様に、フォードも所有するマツダ株式の「3分の2」をマツダ及び周辺取引先に売却するようです。記事では「20%売却」と書いていますから本当に20%なのかというとそうではなく、保有しているマツダ株式が現在33%程度、それを売却して13%にするのですからおよそ「3分の2」=実際は約67%程度(実際は違うが、あくまでも概算で)を処分することになるわけです。

GMも、CL(クライスラー)も、そしてフォードも非常に厳しすぎる経営環境にある、それも当座のキャッシュ確保に困っているということが数年前までは誰が想像できたでしょうか。フォードもアメリカ政府が何としてでも潰すことはないでしょうが、フォードの経営首脳も「まさかこんなことになるとは・・・」と思っているに違いないでしょう。

ACHL 下方修正

特別損失の発生及び平成20年9月期業績予想(連結・個別)の修正に関するお知らせ

ACHLといえば、容疑者になってしまった小室哲哉に高利で金を貸したことで新聞に載った会社、そんなイメージが強いでしょうが、本業では今回の下方修正が示すように明らかに黒字になることが(基本的には)ありえない(と言ってもいい)ボロ株会社です。小室哲哉の件をきっかけにこの会社のことについて興味を持った人っているのでしょうか?

GM、スズキ株全株売却―少しでもキャッシュがほしいGMの窮状

米GM、スズキ全株を売却 業務提携は継続へ (NIKKEI NET)

 スズキは17日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が保有するスズキ株(発行済み株式の約3%)全株を取得すると発表した。18日にGMが市場で売却し、スズキが約223億円で買い取る。経営危機が深刻化するGMは当面の資金繰りが悪化しており、資産売却を急ぐ。GMには自助努力の姿勢を示すことで、米政府の自動車産業への支援を引き出す狙いもある。

 スズキの鈴木修会長とGMのリチャード・ワゴナー会長が電話会談し、全株式の売却で合意した。かつてGM富士重工業いすゞ自動車にも出資していたが、今回のスズキとの資本提携解消で、出資する日系自動車メーカーはなくなる。

(ここまで)

関連:GM、スズキの株式を売却へ…資本提携を完全解消(Yahoo―レスポンス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000013-rps-ind

GMが保有するスズキ株売却に関するお知らせ

GMは当座のキャッシュ確保のためにここまで追い詰められているのかという印象です。スズキの所有株式が3%といえ、キャッシュになるのであれば売らざるを得ないというところが非常に辛いところでしょう。それでも223億では全く足りないというのが現実のはずです。もう一ケタ多くても「足りない!アメリカ政府助けて!」というのが現在のGMですから。さすがにアメリカ政府も潰さないとは思いますが(おそらく)。

規模の差も当然あるでしょうが、スズキはGMが所有しているスズキ株式を全て「キャッシュで」買うということを考えると、アメリカの自動車産業というものがいかに日本にリードされてしまっているかということもうかがえると思います。今後も「天下のGM様」がキャッシュ確保のためには頭を下げなければならない日々が続いていくのでしょう。


シャープが液晶パネルの生産を減産へ

シャープ、液晶パネル減産 日韓台大手が相次ぎ(NIKKEI NET)

 シャープ液晶テレビ用パネルを減産する。主力の亀山工場(三重県亀山市)で12月中旬から生産を削減、減産幅は今後詰めるが生産能力比で1割超になる可能性がある。亀山工場の本格減産は2004年の稼働以来初めて。液晶テレビの世界需要減速を背景に、韓国や台湾の液晶パネル大手はすでに減産に踏み切っている。これまで急成長を続けてきた液晶分野で日韓台の大手が一斉に生産調整に入る。

 液晶パネルは通常、需要が低迷する年末年始に生産調整を実施するが、減産幅は数%にとどまる。亀山工場は32型テレビ換算で月210万台のパネルを生産する能力を持つ。シャープは年末商戦のテレビの売れ行きなどを見て減産幅を決める。

関連:<液晶パネル>シャープ、パナソニックが減産を検討(Yahoo―毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081115-00000095-mai-bus_all

日経は「減産する」と断定し、一方の毎日は「減産を検討」という少しぼかしたシャープ液晶パネル減産の記事ですが、今さら言うまでもなく世界的に景気が悪いということであれば液晶パネルを利用したテレビ携帯電話も通年異常に売れるということは厳しい=売れなかった分は当然在庫になるので、在庫を減らすという意味では液晶パネルの減産やむなし、ということになるのでしょう。減産幅は年末の液晶テレビの販売結果で判断するということですが、シャープは「液晶」(と電池)で売ってきているわけですから、非常に辛いでしょう。

シャープは、現在堺市に亀山以上の生産設備機能をもつ工場建設という大プロジェクトが進行していますが、堺市の新工場がオープンするまでにはこのような(最悪の)事態が何としても一段落ついてほしいところでしょうが、その日がいつやってくるのか内心は不安な状態にあるのではないでしょうか。今回決定する減産は一時的なものであってもらいたいでしょう。

日産、更なる減産へ

日産、国内で7万2000台の追加減産 派遣社員500人削減(NIKKEI NET)

 日産自動車は14日、国内で12月以降に7万2000台分の追加減産を実施すると発表した。すでに減産を始めている2工場に加え、追浜工場(神奈川県横須賀市)や関連会社でも稼働日を減らして生産調整する。減産に伴って12月末までに派遣社員を追加で500人削減する。日米欧など主要市場で自動車需要が一段と冷え込んでいるのに対応する。

 同社は10月末に国内で期初計画比で7万5000台分の減産を発表。派遣社員も11月末で現在の半分に当たる1000人に減らす方針だった。今回の追加分で同社の減産幅は15万台弱となり、期初計画比1割以上減る見通しだ。

(ここまで)

関連:日産が追加減産、年度計画の1割強…人員削減も強化(Yahoo―読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000060-yom-bus_all

日産自動車に限ったことではありませんが、これだけ世界的に不景気だと叫ばれると消費者は価格の高い商品・製品を購入することに躊躇する、特に家や自動車などはその対象になりやすいですし、自動車会社としても多量に自動車を生産しても売れなければ在庫として残り、これがコストとしてダメージになりますから予定生産の下方修正をするのはやむを得ないのでしょう。

日産をはじめとした日本国内でこの有様なわけですから、アメリカのクライスラーやGMなどはもっとひどい状況であることは想像に難くありません(実際、両社はアメリカ政府に「助けてくれ!」とお願いしているわけですから)。こういう状況が一時的なもので済めばいいのでしょうが、このような状況が続くと、日本の自動車会社も危険水域に入ってしまうのかもしれません。

モック1Q キャッシュが足りません・・・

平成21年6月期 第1四半期決算短信(モックのリリース)

モックの1Qですが、業績が悪いのは当然として、特に目立つのが「キャッシュの無さ」です。1Q時点で「3000万円」程度しかありません。その一方で短期・長期合わせた借入金が約33億円、キャッシュの11倍もあるわけです。このままだと社員の給料の支払さえ怪しくなることは確実でしょう。先日のファイナンス失敗が示すように、何としてでもキャッシュがほしいのは理解できますが、それがうまくいかないことに「ボロ株クオリティ」が表れてしまっています。

通期では利益を確保できるという(非常に楽観的過ぎる)見通しをしているようですが、間違いなく下方修正を強いられる可能性が高いでしょう。もっとも、その前に通期終了まで「存続しているか」ということが非常に気にかかりますが・・・。

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